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教育長日記子どものための富士見町史読書・研究ノート長野県教育史研究

八ヶ岳山麓を「学杜」にしよう!

2012年05月12日
 このことについて簡単には、さきほどぼくのフェイスブックに書いた。県立四年制大学の候補地として八ヶ岳山麓の自治体が手を挙げたらどうだろう。
 自然が豊かで景観に恵まれている富士見町、原村、茅野市。この一帯を学びの杜(もり=森)、すなわち「学杜」にしたいものである。保育園・幼稚園・小中高校から個性豊かな大学・大学院までがそろった八ヶ岳山麓は、今からおよそ7000年前の縄文中期に列島の王国ともいうべき高い精神文化を創造した地域である。7000年の時空を超えて今再び「学びの王国」を再興しよう。

 こんな夢物語を考えついてのは5月8日付け「長野日報」で報じられた長野県立四年制大学設立準備委員会の以下の記事を読んだからである。夢物語とばかりは言えない。

 魅力、個性が必要
≪国際化に対応した教育や地域貢献、全県を「学びの場」とする方向性などを共有する一方、少子化が進む中での大学開設に「圧倒的な魅力、個性」(中村胤夫東京芸大経営協議会委員)の必要性を指摘する声が相次いだ。
 「短大の改組なのか、新しい大学をつくるのか」と疑問を投げ掛けた国際教養大学(秋田県)の中嶋峯雄理事長・学長は「長野県には北アルプスや八ヶ岳の麓など世界に誇れる場所がある。(設置)場所は非常に大事」と指摘した。≫
 ちなみに、中嶋学長(松本市出身)は、著書の中で、国際教養大学の設置場所が秋田市郊外の大自然の中にあり、大学の設置場所の環境は非常に重要であると述べている。環境重視は氏の持論である。

 みなさんは、どう思われるだろう? ちなみに、中嶋先生が富士見町に来て講演する。10月29日(月)午後3時~ コミュニティ・プラザ大会議室。予定に入れておいてください。
 
 「教育の町」富士見構想は、「学杜」八ヶ岳山麓構想へとさらに発展深化する。夢のない話ばかりが多い中で、夢を現実のものにする努力は愉快ではないか。各自治体の首長にもご一考願いたい。
●午後1:30~ 広域諏訪史学会(諏訪市文化センター)
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(2008/8/16)

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