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教育長日記子どものための富士見町史読書・研究ノート長野県教育史研究

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ぼくは先頭に立つ

2009年06月30日
 昨夜はよく眠れなかった。
 心中深く期するところあり。朝、早速両中学校長を呼んで、「目の覚めるようないい中学校を創ろう」と檄を飛ばす。

 ぼくは公募教育長の課題論文に「教育は百年の計で考えるべきである」と書いた。周囲の動きに翻弄(ほんろう)されまい。公教育はいかにあるべきかを絶えず問い返し、教育の王道を歩むほかない。教育行政はそのサポーターである。

 昨日の諏訪地区教育懇談会で論議の的になった「伸びる子どもは思い切って伸ばす教育」に全力を尽くすことも富士見町はもちろん「タブー視」などしない。着実に結果を出していけるよう、改めて決意した。
 
 田舎の子どもは素朴である。それを誇りとし、どこへ出ても互角に渡り合える人間力を付けるために切磋琢磨も大切である。“鉄は熱いうちに打て”。

 学校現場と足並みを揃えて進みたい。ぼくはその先頭に立つ。


●朝一番、両中学校長と昨日の会議を受けて、教育長の思いを語る。
●南中へ、校長に思い切った教育課程作りを可能とするために、町ができる具体的支援策を伝える。
●落合小へ、校長と懇談。子どもの最善の利益を第一に考えながら、今後保護者をはじめ関係者と柔軟に話し合いを続けていく方針を伝える。
絵文字名を入力してください今年も折り返し点に来た。大人になるとなぜ時間が速く経過するのか? 子ども時代の一日はながかった。
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「信州教育史」研究の意義

2009年06月29日
 かつて長野県はなぜ「教育県」と評価されたのか?
 大学進学で初めて県外に出て、「長野県出身ですか。『教育県』ですね」とたびたび言われて、「なぜ」の問いが芽生えた。(高校生時代まではそういうことは聞いた記憶がない。)

 中村一雄先生の「信州教育とその思想(上・下)」(信濃教育会編『信濃教育』平成21年5・6月号)をそのような課題意識で読んだ。改めて学んだことは多い。
 ここでは、先生が触れておられない事を自分の研究課題として記しておく。

  江戸時代の寺子屋数が全国一だったこと、また明治~大正時代にかけて「教育県」の名声が高まったことの経済的基盤としての養蚕業、蚕種製造業の発展を見逃すことが出来ないと思う。
 ≪江戸時代中期以降,信州は全国第1位の蚕種製造地となり、関東や中部のほぼ全域に移出されていた。・・・養蚕の発達とともに蚕種製造も増加して、1904(明治37)年、全国の45%を占めるに至った。≫(『長野県百科事典・増補版』信濃毎日新聞、「蚕種製造」の項)
 ≪安政の開国(1859)後、主要な輸出品は生糸、蚕種であり、養蚕は急に伸び、1892(明治25)年の収繭量は全国生産の5分の1をしめ、群馬・福島両県を抜いて全国第一の養蚕県になった。養蚕の全盛期は大正時代から昭和恐慌期まで。なお、養蚕と製糸を合わせた蚕糸業の生産額は前生産の3分の2以上を占めるようになり、蚕糸業を中心に長野県経済が営まれた。≫(同、「養蚕」)
 「教育県」の名声を得た経済的基盤として、製糸業の発展が多額の教育への投資を可能にした側面を実証する。

  全国から多数の視察者が来県した明治30年代に「教育県の名声」が上がったが、40年代に入って教育県批判が県外から起こったということは勉強不足で知らなかった(上、15㌻)。紹介されている県外者のいくつかの批判的文章はかなり痛烈である。なぜそうなったか?その原因究明。

  「信州教育のハイライトともいうべき」大正期の自由教育の一つとして「信州白樺運動」が紹介されているが、「運動」と言えるほどの広がりをもったのだろうか。白樺派の教師は点として点在していたというのが実態ではなかったか。
 その背景として「白樺派の教師に対して町村民の理解が得られず、戸倉・倭・南箕輪・中沢学校などで排斥運動がおき、戸倉事件は県会の問題となっている。戸倉事件は,県当局が自由教育を『気分教育』といって、その取締りを背景とした。」
 「町村民の理解が得られ」なかったそれなりの理由が白樺派教師の教育実践にもなかったか? 
 また、信濃教育会も後の川井訓導事件のように組織をあげて白樺派の教師を擁護しなかったと思うのだが、もしそうだとすれば、それはなぜか?
 当時、教育会からも教師仲間からも地域からも白樺派は「異端視」されていたと言えないか。白樺派教師の歴史的評価が高まったのは戦後のことである。

 4 「二・四事件」は“信州教育の歴史と伝統”を考えるうえで評価を避けて通れない一大事件だった。稲垣忠彦信濃教育会附属教育研究所長は「昭和恐慌を体験した教師たちの歩みから学ぶ」(『信濃教育』6月号)で≪さらに大きな衝撃は昭和8年の二・四事件(教員左翼運動)であった。県内で138名の教師が検挙されるが、その多くは長野師範卒の若い教師だった。事件に関わった教師たちは、真剣に子どもにとりくんでいたという感想が述べられていたが、事件は学校の空気を変え、行政による管理の強化、自主的な研究会の困難をもたらした。≫
 「事件」のあった諏訪地方では、教育行政においても市町村民の多くも、稲垣所長のような歴史的評価を今なおしてはいない。明治100年記念事業として多くの学校沿革史が編纂されたが、事件があったことに一行も触れていない例が散見される。
 昨年、諏訪地方で開催された「二・四事件」75周年記念全県集会の開催経緯から、今なお誤解と偏見が残っている印象をつよく感じた。地元の住民は事実そのものを知らされていない。
 研究のため、当時の新興教育運動の長野県における責任者であった藤原晃先生(現在の茅野市立永明小学校勤務)を、生前何度か東筑摩郡麻績(おみ)村のお宅にお邪魔してインタビューをさせていただいた。謙虚で誠実なお人柄にふれながら、「二・四事件」を新興教育運動に参加した教育実践の時代的制約による限界も含めて、学術的に正当に評価する研究はまだない。

  戦後は、教員組合との統合という≪信濃教育会の存在の危機≫、教育会、郡市教育会、校長会の役割にごく簡単に言及して労作は結ばれている。
 戦後もすでに64年が経った。そろそろ戦後長野県64年史研究が必要である。もはや戦後を抜きに「教育県長野」を論じてもノスタルジーになりかねない。
 教育長に就任して、信濃教育会、郡市教育会、校長会、国・県・市町村の教育行政、教職員組合および県民(市町村民)の相互関係が、それまでに比べてより分かる立場に立つようになって、以上のような感想Jを抱いた。若い研究者の出ることを待望する。


●午後、諏訪地区中等教育懇談会(諏訪教育会館)
●夜6:30~中学校統合推進委員会

保育園児 自然の中へ

2009年06月28日
 自然の中に飛び込もう!
 保育園が次々と園外活動を予定している。子ども時代に五感を通して思い切りたくさんの自然体験をしてほしい。それは人生の宝になる。ぼくの手元に届いた2園を紹介しよう。

落合保育園 入笠山ハイキング
7月5日(日) 午前9時~午後2時20分頃
パノラマスキー場 ゴンドラ乗車 山頂駅下車
 黄組・桃組(3・4歳児) 入笠山湿原周辺散策
 青組(5歳児) 入笠山登山
お昼
ゴンドラで下山、現地解散

◆境保育園 遠足  富士見高原ゆりの里ゆり園散策
7月13日(月) 午前10時半~12時30分
≪今年も、富士見高原スキー場よりゆり園散策のご招待をいただきました。今年は、落合保育園のお友だちとの交流も兼ねて行きたいと思います。みんなでバスに乗って・・・≫


●午前8:30 第5回諏訪地方ふらば~る大会(主催:諏訪地方体育指導員連絡協議会、富士見町町民センター)挨拶。出場選手90名。聞いたことのないスポーツだが「ワンバウンドふらば~るバレーボール」が正式名称。会場で生まれて初めて見たボールの形は「すあま」まんじゅう又はおむすび。楽しむのが目的で勝負にあまりこだわらないスポーツなのだろうと感じた。

修学旅行、交流、夏山登山~校外教育活動

2009年06月27日
 百聞は一見にしかず
◆富士見小学校6年生 74名 東京~横浜へ修学旅行
期日=平成21年7月1日(水)~2日(木) 雨天決行
見学地=国会議事堂―JFEスチール―八景島シーパラダイス―国立科学博物館―東京タワー―浅草散策―隅田川下り(水上バス)
目的
(1)日本の政治・産業・文化・交通などの中心地である東京、横浜を訪ね、・・・社会への目を広める。
(2)・・・よりよい集団生活の仕方、社会生活のマナーを身につける。
(3)一人ひとりが役割を果たし、協力し合うことを通して責任感や連帯感を高める。

 作業を一緒にしながら交流
◆落合小学校3年生5名、4年生8名 しらかば学園と交流
7月13日(月) 午前9:40~12:00
3グループに分かれて一緒に作業を体験する。
 ①紙風船班 ②てんとう虫班 ③洗濯・染物班
 送迎はしらかば園でしてくださるそうです。ありがとうございます!
                          * 
 八ヶ岳登山
◆富士見高原中学校2学年128名 八ヶ岳(赤岳、天候により硫黄岳まで)登山
7月7日(火)~8日(水)1泊2日(赤岳鉱泉宿泊) 引率10名
ねらい=①郷土の山に登り、八ヶ岳の雄大な自然環境に身を置く。②多くの困難を乗り越え、自分で判断や行動できる力を培う。③集団登山のすばらしさや厳しさを学びながら、仲間と連帯感・達成感を共有する。

◆南中学校1学年男子21名、女子18名 、計39名 国立信州高遠青少年自然の家泊、北横岳登山
 北横岳(標高2,480m)へはロープウエイで登るようだ。北八ヶ岳散策。・・・「散策」とあるように、北八は険しい場所はほとんどない。女性的でなだらか。男性的な南八とは対照的である。

◆南中学校2学年男子20名、女子16名  八ヶ岳(根石岳、硫黄岳)登山
7月6(月)日~7日(火) 引率 教職員6名、登山ガイド1名
1日目=学校-(バス)-唐沢鉱泉分岐-桜平(トイレ)-夏沢鉱泉-オーレン小屋ー根石山荘前―根石岳山頂(2,603m)―根石山荘前―オーレン小屋(泊)
2日目=3:20起床 オーレン小屋―夏沢峠(御来光、トイレ)―硫黄岳山頂(2,760m)―赤岩の頭―オーレン小屋(朝食)―夏沢鉱泉―桜平(トイレ)―唐沢鉱泉分岐―尖石(とがりいし)考古館―学校(解散)

登山は楽しむもの。だが注意事項は厳守!
 集団登山で登山が嫌いになってしまった学生の話をたくさん聞かされてきた。登山嫌いにならないよう、少しアドバイスをしておこう。
(1)登り始めの最初の30分で小幅でゆっくり歩くペースを整える。最初は疲れていないのでどうしても飛ばしがちだが、飛ばすとばてる。いったんばてたらその日のリズムは戻らない。
 走ったり、ふざけたりすることはもってのほか。
(2)一人ひとりの体力には個人差があるので、登山は本来は「集団活動」になじまない。
 疲れたら休む。のどが渇いたらこまめに水分を補給する。おやつを食べる。トイレ休憩必要になる。我慢していると具合が悪くなることがある。
 しかし、集団登山では、そこが難しい。引率者は弱い生徒に合わせて歩く。体調の優れない生徒がいたら絶対無理をさせない。
(3)休憩は5分、長くて10分。それ以上休むと疲れが出てしまい、その先が苦しくなる。
(4)八ヶ岳にはクサリやはしごを昇降する場がある。そういう場所では「三点確保(三点支持)」が必要である。 「三点確保」とは、常に両手両足のうちの三点を確保しながら(動かすのは常に一点のみ)進むという方法である。 安全登山のためには必ず理解しておかなくてはならない登山の基本知識。事前に引率される先生に教えてもらい練習をしておく。また、登山道は概して細い。下を見ると怖くなるなるので、下を見ない。
(5)早朝起床だから、就寝時間を厳守。睡眠不足は登山には致命的だ。
 少し脅かし過ぎたかな。先生の言うことをよく聞き、以上の事を守れば、絶対安心・安全である。


 高原の朝だ。晴れ。
●午前中は落合尋常・高等小学校を卒業された内田みしばさん(川崎市)をお迎えして落合小体育館で音楽会。●その後、みしばさんのご好意を記念して白樺植樹祭。
●午後、「創造の森」散策。里山歩きはからだを動かすのでほんとうに気持ちがいい。久しぶりに蛇を見る!山歩きをしていても最近はほとんどお目にかかれない。

富士見町版『子育て応援BOOK このゆびとーまれ』

2009年06月26日
 7月10日、タイトルの富士見町版『子育て応援BOOK このゆびとーまれ』を発行する。
 富士見町役場の担当課と子育て応援の強い味方である若いお母さん方の総力をあげて編集したものである。「はじめに」を書くようにと言われて通読、内容が充実していて驚いた。役場2階子ども課、1回住民福祉課保健センター、町民広場「AiAi」などに置く。もちろん無料。ご利用ください。
 発刊に先立って、「まえがき」を先行発表(大げさな表現で失礼!)

                         
富士見町版『子育て応援BOOK このゆびとーまれ』 「はじめに」

子は宝
親の我が子を思う深い愛情は、古代も今も変わりがありません。奈良時代の万葉歌人・山上憶良(やまのうえのおくら)は子どもへの愛情を十数首も残しています。

銀(しろがね)も
金(こがね)も玉(たま)も
なにせむに
優(まさ)れる宝
子に及(し)かめやも
                 山上憶良(『万葉集』巻5・803)

 現代語訳では、「銀も金も玉も、どうして優れた宝は子どもに及ぼうか。我が子以上の宝はないのだ。」というところでしょうか。
                          *
 おめでとうございます! 富士見町のパパ・ママ
 赤ちゃんとパパ・ママ、そしてご家族のみなさんのしあわせを心より願って、この「子育て応援BOOK」を作りました。これ一冊で、妊娠、赤ちゃん誕生から育児まで、富士見町の子育てのことなら、何でもすべてわかるように編集してあります。
 はじめから一人前の親などいません。みんな、まわりの人から助けてもらいながら親になっていくのです。困ったことがあったら、一人で悩まないでください。この本を開けば、どこへ行ってだれに相談したらいいか、すぐにわかります。気軽に関係機関にご相談ください。
 この小冊子がみなさんにご活用いただければ幸いと存じます。

                 2009年7月1日
                      富士見町教育委員会  教育長 小林洋文

乳幼児期に大切なこと(3)

2009年06月26日
5 夫の思いやり (汐見稔幸他『父子手帖』大月書店、1994年)
・二人で産むことを決める
・妊娠中の夫のやさしさ(思いやり)
・両親学級
・愛妻度チェック
・夫の家事参加(最大の思いやり)
・夫の生活自立度チェック
・「お父さん!遊ぼ」
・素敵なお父さん度チェック
・育児書の読み方

6 完璧な親なんていない!(カナダ政府の広報)―日本では「家庭の教育力の低下」という発想
 1・親 
・ “nobody’s perfect”親だって人間―自分の時間を大切に・自分に自信を
・ あなたは一人ぼっちじゃない
・ 一人で抱えこまないで―まわりに助けを求めましょう・仲間をつくりましょう
・ 保育と託児
・ 子育ては助け合いながら
 (以下、本日は時間の関係で割愛)
 2・しつけ なかなか寝ない「早寝・早起・朝ご飯」(生活のリズム)+遊び
 3・感情・こころの発達
 4・子どもの安全と遊び
 5・からだの成長

7 子どもの深層の心理を読みとる―河合隼雄『子どもと悪』(岩波書店、1997年)
○いたずら、けんか、ピストル、チュウリップを抜く、文房具を盗む
・・・「本当に欲しかったのはお母さんの愛情」、ワイルドな世界。
○ ほめる ・・・自尊感情、自己肯定感、自信、誇り。
 「8つの心得」(この部分は6月24日、本欄で紹介した古荘純一氏の『日本の子どもの自尊感情は なぜ低いのか』の終章の小見出しを紹介するだけの内容で、反省している。いずれ、自分の言葉で整理したものを公開したい。)
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.

8 おわりに ―子育て時代はせいぜい数年から10年程度

乳幼児期に大切なこと(2)

2009年06月26日
4 富士見町版「子育て応援BOOK このゆびとーまれ」
(7月10日発行予定)・・・これ一冊で全部わかる!

第1章 おめでとう! パパ、ママ
 1・妊娠中のサポート 母子手帳、健康診断、母親学級(妊婦さんの教室)
 2・出産に伴うサポート 出産費用、出産育児一時金、出産手当金、妊娠中の相談窓口
第2章 こんにちは赤ちゃん
 1・赤ちゃんの誕生 出生届け、新生児訪問、赤ちゃん訪問、
 2・誕生してからのサポート 児童手当、富士見町単独児童手当、乳幼児等医療費特別支給金、未  満児療育医療、小児慢性特定疾患医療費助成
第3章 すくすく赤ちゃん
 1・乳幼児の健診、ことばの相談、
 2・お母さんの相談 授乳・育児・家庭相談、諏訪保健所心理相談、信濃医療福祉センター(下諏訪  町)
 3・子どもの教室・子育てサークル ○幼児食教室、○ベビーマッサージ教室、
 ○乳幼児家庭教育学級、○子育て広場「AiAi」の講座・・・子育て講座・リフレッシュ講座・子育て座  談会・AiAiおさんぽ隊・リサイクルバザー、○図書館のおはなし会(火・土)○じゃがいもの会○リ   ズムあそびサークル、●サークルデビューのススメ
 4・予防接種 集団接種・個人接種・任意接種
 5・乳幼児のかかりやすい病気
 6・乳幼児の具合が悪い時の受診目安・家庭ケア、諏訪地区小児夜間急病センター
 7・乳幼児の応急手当
 8・乳幼児の事故防止
第4章 子育て家族の強~い味方
 1・役場子ども課 子ども支援係、総務学校教育係
 2・保健センター 相談・健診等、不妊治療に関わる医療費の自己負担の1/2助成
 3・民生児童委員、主任児童委員
 4・富士見町図書館 おはなし会・英語のお話会・絵本児童書コーナー
 5・ふじみ子育てネットワーク 
  未就園児とその家族対象:子育て広場「AiAi」(電話62-5505、月~金 10~15時)
第5章 ハンディキャップのあるお子さんのために
 1・支援と相談窓口
 2・施設 ポッケのおうち(諏訪市)、諏訪児童相談所、清水学園(諏訪市)、信濃医療センター(下   諏訪町)
第6章 ひとり親家庭への支援
 1・支援と相談窓口 役場子ども課子ども支援係・住民福祉課社会福祉係、諏訪保健福祉事務所  (合庁内)
第7章 ほいくえん ようちえん
 1・保育園 通常保育・土曜日保育・未満児保育・一時保育・広域入所
 2・幼稚園
第8章 学校
 1・町内の小中学校
 2・支援と相談窓口 通学費補助・就学援助・奨学金・教育相談(月・火・木 9~15:00
 電話62-3118)
 3・児童クラブ
 4・放課後のあ・そ・び・ば!
<付録> 諸施設一覧表
 子育て支援行政関係施設、保育園・幼稚園・小中学校、病院、歯科医院、耳鼻科・皮膚科・眼科・  整形外科・接骨・整骨院、相談窓口
 富士見町「すずらん号」(問い合わせ:町商工会 62-2373)
近刊!ご期待ください!

乳幼児期に大切なこと(1)

2009年06月26日
(当日配布レジュメ)
平成21(2009)年6月25日 乳幼児家庭教育学級(公開講座)
                  乳幼児期に大切なこと
                            富士見町教育長 小林洋文

0 はじめに  自己紹介

1 あなたの受講目的?(                            )

2 少子化対策・子育て支援への期待
 「産んでいただいてありがとうございます」
Q.「低い出生率が続き将来に危機感は?」(2009内閣府・少子化対策に関する特別世論調査)
 ・「大変感じている」49.9%、「多少感じている」33.1%=83%
 ・「あまり感じていない」4.9%、「全く感じていない」1.3%=6.2%
[当面の対策](同上内閣府調査)
1 仕事と家庭の両立支援と働き方の見直しの促進
 ワーク‐ライフ‐バランス【work-life balance】
 やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させるという考え方。仕事と生活の調和。1990年代の アメリカで生まれたもの。企業はこの実現のために、フレックスタイム、育児・介護のための労働時  間の短縮(時短)、在宅勤務、テレワークなどを導入している。WLB。
2 子育てにおける経済的負担の軽減
3 妊娠・出産の支援
4 子育てのための安心・安全な環境整備
5 生命の大切さ、家庭の役割の理解促進  「頑張っているねぇ」、夫・家族の理解
6 若者の自立とたくましい子どもの育ちの推進
7 子どもの健康の支援
町のニーズ調査、要望上位3
1 産科や小児科の医療体制の整備
 2 公園など子どもの遊び場の充実
 3 児童手当制度の充実

3 幼少年期の「原体験」が特に大切な根拠
「原体験」とは?
①(思い出の中の原体験)
幼少年期の「原体験」(拙稿『信濃教育』) ―落合村、境村、北安曇郡白馬村
家族の愛情(おんぶ・抱っこ)、隣近所づきあい、親戚づきあい、保育園の友達、先生、自然、景観(風景)、野生の集団遊び(“放牧”、子どもは遊びの中ですべてを学ぶ)、異年齢集団との人間関係、集落子ども会に参加する。「三つ子の魂百まで」
Q.あなたの原体験は? (                            )
②(理論的)
発達段階・・・臨界期、発達初期の学習。 
幼児期―少年期―思春期―高卒・親離れ/子離れ-・・・人生85年
③生活習慣(生活のリズム)形成
・「早寝・早起・朝ご飯」、歩く(歩育)
・朝が勝負! 16個のDNAで作られている体内時計。脳に栄養を。

小鳥のさえずり、草いきれ

2009年06月26日
 高原の初夏はすがすがしい。
 5月半ばはいっせいに田植え、たんぼに水が引かれると、豊かな田園風景となる。ざんざんと流れるみず音、草刈の後のたんぼの土手のとむっとするような草いきれ。幼い頃五感で感じた感覚の世界だ。
 小鳥のさえずりは高原の象徴である。長野市で住んでいた家でも松本の実家でも聞くことがなかった。長野市郊外の戸隠高原は別として。若き日の東京の生活では小鳥のさえずりなど忘れていた。
 
 森閑とした森の中で聞くカッコウ鳥の「カッコー、カッコー」の鳴き声は、60年前、父に連れて行かれた高森の上の大泉山を思い出す。幼い頃の音の原風景だ。
 富士見駅に近いぼくの借家のまわりはもうほとんど森はないのだが、カッコーの鳴き声が、特に明けがたよく聞こえる。他にもうぐいすの「ホーホケキョ」。。「トッキョキョカキョク」と鳴いているの鳥はなんだったけ?
 ホトトギスの鳴き声はガチャガチャ聞こえて、ことばに表現することはむずかしい。

 早朝5時過ぎ、さんさんとふりそそぐ朝日を浴びながら気ままに道を選びながらの散歩(散策)は、役場への徒歩出勤の時間とともに一日の内でいちばんぜいたくなウキウキスル時間だ。日はすでに八ヶ岳の上高く昇っている。


●午前、母校の落合小学校に多額の寄付をしていただいた内田みしばさん来庁(町長応接室)。紺綬褒章(こんじゅほうしょう)伝達。ご高齢にもかかわらず現役の助産師さんだとお聞きして感嘆。「生涯現役」の生きたお姿に、自分を振り返る。
●夕方、中学校統合推進委員会・教育課程部会(南中)

映画「剣岳 <点の記>」

2009年06月25日
 先週の土曜日、20日一般公開初日。60歳を超えると料金は一律1000円とは知らず、1300円の前売り券を買って楽しみにして待っていた映画「剣岳 点の記」を観た。かなり多くのアルプス登山をしてきたが、さすが剣岳は「危険度最高」、腰が引けて挑戦しなかった。

 キャッチコピーはさすが練られている。
 ≪誰かが行かねば、道はできない。標高2999m、氷点下40℃。明治40年、日本地図完成のために命を賭けた男たちの、魂の記録。≫

 ≪決して名誉のためでもなく、利のためでもない。仕事に誇りをもって挑む男たち。いま、わたしたちが失くし(ママ)つつある、日本人の心の物語である。≫

 木村大作監督は≪俳優とスタッフ、2年間200日山にこもって、一所懸命、創りました。人それぞれが、「何か」を感じて頂けると思います。≫。現場撮影ならではの臨場感は迫力満点である。自分も一緒に登山をしている気持になって、今から102年前、明治40年の剣岳に「初登頂」した。
                          *
 文部科学省特別選定(青年・成人向き)/文部科学省選定(少年・家庭向き)。両者の違いはよく分からないが、子どもも大人も「何か」を感じることは間違いない。
 
 今日、原作となった新田次郎の同名の文庫本が届く。全国地図完成のため、陸軍省測量部が三角測量の測地の基準点として1~4等の花崗岩の標識を埋設していった経緯(その記録が「点の記」)を知ることができるだろう。
 日本には「修行」としての登山はあったが、スポーツとして登山それ自体を楽しむアルピニストの精神はなかった。前年(明治39年)全国山岳会が結成されたが、陸軍は彼らの登山を「遊び」としか見なかったのは、たぶんそうした背景がある。両者がなぜあれほどまでに初登頂にこだわったか、その経緯も知ることができるだろう。
 映画で楽しみ、本でまた楽しむ。三度目は自分で山に登ることだ。アルプス登山ができる日はまた来るだろうか。仕事、時間、年齢、体力とのせめぎ合いである。


●乳幼児家庭教育学級 「乳幼児期に大切なこと」
●午後、庁議(臨時議会提出議案審議)
 (夜、中学校統合推進委員会 通学部会)

自尊感情を高めるためには

2009年06月24日
 昨年9月議会で、「今の教育で一番欠けていると思うものは何か」という一般質問を受け、「子どもの自尊感情を高めることに失敗していること」と答弁した。(09.9.20本欄記載。富士見町HP、議会議事録)
 自尊感情=self-esteem(セルフ・エスティーム)は、他に自己肯定感、自尊心、自負心、誇りなどの訳語があてられている。日本の子どもの自尊感情が外国に比べて極端に低いことは30年以上前から指摘されていた。教育の質を考える場合のキーワードであるとぼくは考えているが、学校の先生と話していても「そうですね!」という反応はあまり返ってこない。

 最近出版された古荘(ふるそう)純一青山学院教育人間科学部教授の『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか―児童精神科医の現場報告』(光文社新書)を通読した。読書の感想を書こうとするのだが、どうした訳か難しい。「親自身も高くない自尊感情」と指摘され、ふと、ネガティブな感情に落ち込みそうになっている自分に気付く。

 「はじめに」の小見出しを書き出してみると、
≪外来で目立つ「不安」を抱える子どもたち/子どもは元気いっぱいではない/情報や選択肢の多さを被害的に受け止める/幸福度が最低レベルの日本の子ども/居場所がない、眠りが足りない/元気な中高年、不安を抱える親世代、自信を忘れた子ども/自尊感情という視点をもつ≫。

 第1章から第7章までは自尊感情がなぜ低いかの調査・分析である。自分にも当てはまると思う分析が次々と続く。「そのとおりであろう。しかし、すぐには変えられない。」と思うから、だんだんブルーな気持になる。

 最終の第8章で、≪それでは、自尊感情を高めるために、子どもとどう関わっていったらよいのか、ということについて≫著者の考えが8項目述べられる。
 1 子どもの話に耳を傾ける
 2 子どもの自尊感情・発達という視点を持つ
 3 まずはお母さんが、そしてお父さんが自己を肯定する
 4 親の期待を押しつけず、子どもを肯定的に受け止める
 5 子ども自身が目標、希望を持てるようにする
  ここには、≪繰り返しになりますが、子どもの求めているものと、今の立法、行政に関わる人々の 考えに大きな隔たりがあります。・・・≫との指摘が出てくる。
 6 自尊感情は低すぎず、高すぎず
 7 規則正しい生活習慣の確立を
 8 大人がみんなで子どもを育む社会を目指す

 8項目の見出しだけ見ると、特別の指摘とも思えない。しかし、書評では≪児童らの心身の健康や、家庭・学校・生活の満足度、対人関係、自尊感情などの因子データは「多くの人が思ってはいたけれど分からなかったこと」を明白に数値化している。文句なしの労作である。・・・社会全体の大人たちの猛省を促す結論である。≫(宮本まき子・家族問題評論家「自由と快活さ奪う大人のエゴ」、09.6.12「長野日報」)。
 そのとおりであろう。今度は精読して、ぼくの一番の関心事「なぜ低いのか。どうすればいいのか」の理解を深め、教育行政に出来ることは何かを考えるヒントを得たい。


●午前中、南諏校長会(本郷小校長室)
●午後、『子育て応援BOOK』(発行・富士見町)の「はじめに」の原稿を書き上げる。
 (夜、中学校統合推進委員会 制服部会)

「おたより」ありがとう

2009年06月23日
 小中学校、児童クラブからぼくの手元に届けられた「おたより」を紹介しよう。

◆「本郷っ子だより」(平成21年5月29日) ≪5月の生活目標を5年生が提案してくれました。その中の一つに「名前を付けてあいさつしよう」があります。今年から,本郷小学校では、1年生以外は名札を付けないようになりました。みんな名前を知っていて、どの学年の人も、名前で呼び合える。そんな学校は素晴らしいです。みんなの力を合わせて目に見えない「本郷らしさ」を作っていきましょう。≫

◆落合小学校だより「落合」№2(6月1日)
   こんな5月を過ごしました~地域の皆さんの温かいお気持に感謝~
○5月16日(土) 地域参観日、北川姉妹コンサート
○5月22日(低学年)、25日(月) 食用ホオズキの苗を机にお借りしている学校の畑に定植。苗をいただいたり、植え方の指導をしてくださったりしたのは、パディアス農園の鈴木康晴さん。順調にいくと9月の運動会の頃実がなり始めるそうです。
○5月9日(土) PTA作業
○5月13日(水)~14日(木) 東京へ修学旅行
○5月9日(火) 田植え(5年生) ≪田植えの後は,信甲館の温泉に浸かって田植えの疲れを癒しました。
5月25日(月) 上蔦木探検(1・2年生)
○5月19日(火) 今年度も三光寺様より「落合小学校ふるさと文庫資金」のご寄付をいただきました。

◆南中学校 学校だより「かおる みなみ」№5(6月1日)
○白樺祭テーマ討論会  白樺祭 9/19(土)~20(日) 、 閉校式典 11/28(土)

◆境小児童クラブ「おひさま」№3(6.1)
○てづくりおやつ「お絵かきホットケーキ」はじめました。
○6月生まれのお友だち

◆本郷小児童クラブ「めぐりあい」№3(6.2)
○もうすぐ梅雨
○やる気、元気、負けん気

◆富士見小児童クラブ「児童だより」№3(6.9)
○例年どおり,児童クラブでも畑作りが進んでいます。ことしも平出琉之佑くんのお宅からたくさんのトマトの苗をいただきました。ありがとうございます。
○6月の土曜開設は13日、7月は11日(8:00~18:45)
○児童クラブ懇談会

◆本郷小学校「本郷っ子だより」№2(6月24日)
○PTA親子早朝作業 ありがとうございました
○6。27(土)音楽会、お出かけください
○資源回収 有難うございました

保育士の研修報告に学ぶ

2009年06月23日
 1年間他市町村の保育所に派遣された保育士の研修報告書を読んで、現場の状況をより知ることができた。
 保護者との関わり方、専門的な医療機関につなげる難しさ、看護師の配置に関する部分を抜粋して紹介する。
 医療機関につなげる難しさ
 ≪・・・一番悩まされたのは、友達とうまく関わることが出来ず、友達を叩く、蹴る、つばを飛ばすなど、理由があるときもあれば衝動的に手が出てしますという子でした。・・・先生や園長・主任・家庭相談員の方に相談しながら、色々な保育の手立てを考えていきました。そんな中で、どんな些細な事でも見つけて、ほめることの大切さを感じました。当たり前のことですが、ほめることで自尊心、自己肯定感を持てるような子どもになっていきます。

 もう一つの難しさは、ご両親の理解をいただいて専門的な医療機関につなげる難しさを改めて痛感しました。≫
保育園に看護師を
 ≪派遣された保育所では昨年の1月から国の施策に伴い、診療所の医師と立ち上げ、看護師が2名配置されました。基本的には午前と午後で交代という勤務で、日によって2名が一日勤務することもあります。
 主な仕事として、各クラスの出席状況を確認し、クラスで出ている病気を職員間や保護者に知らせる。怪我、病気にどう対応したかを保護者に報告、健康相談、歯の治療、手洗い・うがいの指導、身体測定、ぎょう虫、尿検査、保健だよりの発行、流行性の病気の周知や予防の呼びかけ、嘔吐(おうと)下痢の処理やその方法を知らせる、薬品や救急用品の管理、与薬、病児保育など様々な仕事があります。
 保護者にとって、看護師がいてくれるだけで安心して保育園に預けられると思います。
 富士見町でも今年度から1名看護師が配置されましたが、1年間研修して、ぜひ各園に看護師を1名ずつ配置してほしいと思います。≫


 夜中はどしゃ降り。朝の散歩時はぱらつく。その後、天候回復、青空。
●来客、県教組富士見町単組
◆「沖縄慰霊の日」。1945年6月23日に沖縄戦の組織的戦闘が終結したことにちなんで、琉球政府及び沖縄県が定めた記念日である。毎年、この日には糸満市摩文仁(いとまんし・まぶに)の平和祈念公園で沖縄全戦没者慰霊祭が行なわれる。

公開講座「乳幼児期に大切なこと」

2009年06月22日
 今週の木曜日(25日)午前10時からコミュニティ・プラザ2階において、乳幼児家庭教育学級第1回を開催します。「乳幼児期に大切なこと」と題して、ぼくが講師を引き受ける羽目になりました。固辞したのですが・・・。
 公開講座です。どなたもお気軽にそうぞ。予定している話の概略は以下のとおりです。(脱線あり!)
                          *
0 はじめに  自己紹介
1 「拝啓 受講生の皆様 赤ちゃんを産んでいただいてありがとうございます。」
「低い出生率が続き将来に危機感は?」(2009内閣府・少子化対策に関する特別世論調査)
・ 「大変感じている」49.9%、「多少感じている」33.1%=83%
・ 「あまり感じていない」4.9%、「全く感じていない」1.3%=6.2%
[中長期計画]
富士見町の場合―限界集落、児童生徒数の減少。町の安定的存続の危機。少子化に歯止めをかけ増加に反転させるための対策の模索

[当面の対策]
2 少子化対策・子育て支援への期待(同上調査)
1. 仕事と家庭の両立支援と働き方の見直しの促進
ワーク‐ライフ‐バランス【work-life balance】
やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させるという考え方。仕事と生活の調和。1990年代のアメリカで生まれたもの。企業はこの実現のために、フレックスタイム、育児・介護のための労働時間の短縮(時短)、在宅勤務、テレワークなどを導入している。WLB。
2. 子育てにおける経済的負担の軽減
3. 妊娠・出産の支援
4. 子育てのための安心・安全な環境整備
5. 生命の大切さ、家庭の役割の理解促進  「頑張っているねぇ」、夫・家族の理解
6. 若者の自立とたくましい子どもの育ちの推進
7. 子どもの健康の支援
(町のニーズ調査、要望上位3)
1. 産科や小児科の医療体制の整備
2. 公園など子どもの遊び場の充実
3. 児童手当制度の充実
3 「原体験」が大切な根拠
①(体験的)
「銀(しろがね)も金(こがね)も玉もなにせむに 優れる宝子に及(し)かめやも」(訳:銀も金も玉もどうして優れた宝は子どもに及ぼうか。我が子以上の宝はないのだ。)『万葉集』山上憶良
幼少年期の「原体験」(『信濃教育』)・・・家族の愛情(おんぶ・抱っこ)、隣近所づきあい、親戚づきあい、保育園の友達、先生、自然、景観(風景)、野生の集団遊び(“放牧”、遊びの中ですべてを学ぶ)、異年齢集団との人間関係、集落子ども会の年間行事
②(理論的)
発達段階・・・臨界期、発達初期の学習。 幼児期―少年期―思春期―高卒・親離れ/子離れ
③朝が勝負! 16個のDNAで作られている体内時計、「早寝・早起・朝ご飯」、歩く(歩育)・・・生活習慣(生活のリズム)形成、脳に栄養を、生きがいと健康。
4 「子育てガイドブック」改訂版、富士見町バージョン
1. おめでとう! パパ、ママ
2. こんにちは 赤ちゃん
3. すくすく赤ちゃん
 乳幼児の健診、子育てサークル、一時保育、ファミリーサポート事業他
5 父親の自覚 ―汐見稔幸他『父子手帖―お父さんになるあなたへ』
 「責任感のある親を育ててほしいと強く思います。子どもが生まれても働かず,家にお金を入れない父親。子どもを抱えて満足に働くこともできず,苦労している母親の話をよく聞くからです。そんな家庭の子どもはどうなってしまうのでしょう。・・・」(6.20「信濃毎日新聞」)
6 完璧な親なんていない!
 「はじめから一人前の親などいません。皆、まわりから助けを得ながら親になっていくのです。」
7 保育園での集団生活
 4年半の園長経験から感じたこと
8 子どもをどうみるか―河合隼雄『子どもと悪』(岩波書店)に学ぶ
いたずら、けんか、ピストル、ワイルド。チュウリップ、愛情。文房具の盗み、本当に欲しかったのはお母さんの愛情。
9 就学に向けて大切なこと
 遊びを通して五感で多様な体験をたくさん積む
10 おわりに   我が子の子ども時代は、ほんの十数年間。

男女共同参画週間

2009年06月22日
 本年は、男女共同参画社会基本法制定10周年の年です。平成13年から毎年、6月23日(火)~6月29日(月)を「男女共同参画週間」としています。

 基本法は≪男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現は、緊要な課題となっている。
 このような状況にかんがみ、男女共同参画社会の実現を二十一世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置付け≫(同法)て、制定されました。

 富士見町でも昨年4月、「富士見町男女共同参画計画 すずらんⅢパートナーシップふじみ(平成20~24年度)が町民参加型の委員会によって策定されました。その中からいくつかを書き写して、自分の意識をより深めたいと思います。
●「男は主・女は従」という固定的な性別役割分担意識による、古い習慣やしきたりが見直されて、一人ひとりの考え方や行動が尊重されています。
●男性も女性も、ともに家事・育児・介護に従事し、喜びも悲しみも分かち合っています。
●未来を担う子どもは、家庭で基本的生活習慣や社会ルールを身につけます。
●育児休業や介護休業制度への理解が深まり、男女共に積極的に取得し、両立しています。

 「計画」全文(または全戸配布した「ダイジェスト版」)はを町公民館のHPに掲載するよう、今日指示しておきましたので、近く載るはずです。お急ぎの方はコミュニティ・プラザ内の男女共同参画係(62-7900)に申し込んでください。「ダイジェスト版」は残部があるとのことです。


●花瓶に菊の花。
「もう菊? 早いね」
「東京のお盆は7月なので、菊の出荷が始まった」と女性職員。

今日は夏至。歩育で「早寝・早起・朝ご飯」

2009年06月21日
 歩育
 贈られてきた『こども未来』(2009年5月号、財団法人・こども未来財団)を読んでいたら、田中道子さん(67)の「歩育で『早寝・早起・朝ご飯』」と題する文章が目にとまった。(こども未来財団賞受賞)。子育て家庭で参考になればと思い、紹介する(抜粋)。
 
 ≪当時2年生の孫が「マラソン大会でどうしてもH君について行かれないから僕も一緒に走りたい」と言ったのだ。「じゃあ明日の朝、H君の家まで行ってみようか」と孫と二人で歩いてみた。H君の家までは急坂もあり形相で40分かかった。この道を小学校時代、ランドセルを背負い登下校する歩育での体力作りはあなどれない。・・・
 孫が5年生になった頃には、妹や友達兄弟が加わり、期せずして7人の「かけっこクラブ」が誕生した。・・・
 早起きするには早寝が不可欠。早朝の1時間、四季の移ろいを五感で体験すると、心身はすっかり目覚め、朝ご飯がおいしい。・・・≫

  富士見町も、健康な体作りのために、歩いて登下校させたいのだが、毎日子ども事件が全国どこかで発生しているぶっそうなご時世。不審者対策で思うようにはゆかない。いったいどうしてこんなおかしな世の中になってしまったのだろう。大人の規範意識がふやけてしまっているように思えてならない。
 昨日、映画「剣岳」で、明治末年の人々の困難に挑戦する強靭(きょうじん)な精神と姿が強く脳裏に焼き付けられた翌日なだけに、特にそういう思いがするのかもしれない。


 今日は一年でぼくがもっとも好きな日、夏至
 一年で昼がもっとも長く夜がもっとの短くなる(正確には多少ズレテいるが)。
 きのう長野市は30度の真夏日だったが、今日の松本市は雨模様の平年並みの気温。あまりの変動に季語「薄暑(はくしょ)」も何時ころ使ったらいいのやら。

富士見町の子ども行事

2009年06月20日
 各集落で行っている子ども行事を、32集落の子ども会育成会年間計画から月別にまとめてみた。実に多彩である。 
 
        富士見町の子ども行事
4月
小学校PTA・中学校PTA・子ども会育成会総会、顔合わせ会、第1回集落子ども会、子ども会発足式、お花見、花植え、花いっぱい運動・定植作業、地区運動会、1年生を迎える会、先生を迎える会、春祭り・子どもみこし
5月
子どもの日、区民運動会、球技大会、クリーン作業、さつま芋の苗植え、高尾祭・運動会・演芸会、イチゴ狩、花壇作業、青・壮年部との合同行事、お楽しみ交流会、映画と懇談の集い、つつじ祭(公民館)、育成会総会、花植え会、さくら祭、公民館の清掃、小PTA資源回収、、駅前合同清掃
6月
行灯(あんどん)の絵描き、区民運動会、花壇の草取り、入笠山“花の里”植栽ボランティア、埼玉鉄道博物館研修旅行(区行事)、区内ゴミ拾い(クリーンデー、地区清掃)、長持ち芋切り、運動会・焼肉会、通学路に花壇畑作り・花壇苗植え、中山間地花壇手入れ、どんど焼き田圃草刈、春の資源回収、“創造の森”登山道整備・清掃、ニュースポーツ大会(町行事、希望者)、
7月
公園奉仕活動、子ども神輿(みこし)、神社清掃、パノラマスキー場ハイキング、夏休み朝のラジオ体操、お泊り肝だめし(公民館1泊)、河原あそび、昆虫観察、マス釣り大会、地区懇談会、保護者懇談会、富士見OKKOH祭(町行事)、
8月
夏休み行事、地区交通安全教室、盆踊り提灯(ちょうちん)飾り付け、盆踊り、盆行事、子ども長持ち、お泊り会、原山祭、花飾り作り、リサイクル活動、区内ゴミ拾い、映画鑑賞と花火大会、肝試し花火大会、納涼祭、ビン回収、マス取り、お楽しみ会、奉仕作業、通学路花壇の草取り・草刈、そば・菜の種まき、焼肉会、夏祭り、奉納相撲大会、少年リーダー養成研修会(町教委)、川崎市ふれあいサマーキャンプ交流会(町)、長持ち竿磨き、東部ブロック球技大会、
9月
公民館清掃、敬老会記念品作り(小)、新三役選び(中)、敬老会演芸会出演、ボーリング大会、区民運動会、リサイクルデー、少年少女ふるさと探検隊(町教委)、長持ち・笠踊りの練習、子ども神輿補修、
10月
収穫祭、社日(しゃにち)祭、秋祭り、映画と懇談、区民運動会、お汁粉祭、さつま芋掘り、十五夜祭、清掃活動、ビン類回収、そば刈り、ハロウィーン(諸聖人の祝日前夜祭10.31)
11月
焼き芋会、公民館掃除、どんど焼き茅刈り、そばかり、種干し、粉引き、そば打ち、そば収穫祭、子ども料理教室、区民慰労会参加、
12月
どんど焼き準備、クリスマス会、作って遊ぶ子ども祭(町教委)、年末・火災予防夜回り(小6)、保護者懇談会、公民館の窓拭き、
1月
どんど焼き準備(門松集め・飾り付け)・どんど焼き・片付け、もちつき、お楽しみ会、
2月
区民冬季スポーツ大会(町民センター)、スキー・スノボー教室、集落子ども会、天神講(2.25=学問の神様・菅原道真の命日)、そりスキー遊び、ボーリング大会、郷土の伝統文化の学集会
3月
カレー会、送る会・迎える会(新入生を迎え、卒業生を送る会、歓送迎会、年度末総会=反省・次年度計画)、新三役選び(小)、激励会、地区映画会、インディアカ大会(町)
通年
資源物回収作業、奉仕作業、親子で環境&作物栽培学習。お宮掃除(毎月1回)
ラジオ体操(夏休み中、小学生のみ)、中学校通学路の草刈(夏の期間、役員のみ)
                           *
 育成会の役員さんのお力で子どもたちの遊びの機会がたくさん保障されているが、本来ならば大人抜きの「子どもの世界」、「子どもの自治」の世界で、時には悪さもしながら成長していくのがぼくらの子ども時代の姿であった。
 子どもが極端に少なくなった現代社会では、大人の協力がなければ遊ぶことさえままならぬ状況になった。昔の方がよかったと言っても始まらない。少しでも子どもの自然な姿を取り戻すために、行政にできることは何か?を考えたい。


●新田次郎原作・映画「剣岳(つるぎだけ) 点の記」、今日からロードショー。さっそく鑑賞(松本エンギザ)。単なる山岳映画ではなかった。生きる姿勢を考えさせられた。意外な事実も知り、ぜひ原作を読みたくなった。

学校体育館にタバコの吸殻

2009年06月19日
 生涯学習課社会体育係より、以下のお願いがあります。

             社会体育施設利用団体の皆様へ(お願い)
 先日、学校の体育館でタバコの吸殻が発見される事案がありました。状況からみて社会体育の利用団体によるものと思われます。防火防犯上重要な事項ですので、下記のルールを再度確認のうえ、団体内の周知徹底をお願いいたします。

●学校施設での火気使用は絶対禁止。体育施設での喫煙は、施設外の所定の喫煙所のみとする。
●使用後の清掃、用具整頓の徹底。
●使用後の消灯、施錠の確認。鍵の速やかな返却。 

 この他,「最近公共施設の利用・予約においてもマナーが低下しています。」。一部団体のマナー違反行為によってみんなが迷惑します。お互いにルールを守ってより多くの方が利用できますようご協力をお願いします。
                              *
 なお、平成21年度富士見町体育施設利用登録団体は49。内、小中学生の団体は使用料、電気量を免除しています。


●今のところ特別の予定なし(朝8:50)
●『信濃教育』6月号届く、中村一雄「信州教育とその思想」(下)
5月号(上)
 1 近世と近代の連続・非連続
 2 教育の近代化
 3 信州教育の歴史的特質
  1 教育県
  2 大正自由教育
6月号(下)
 4 信州教育の思想的特質
 5 信州教育の伝統と創造

中学校の多忙、どうにかならないか

2009年06月18日
 来年度開校する富士見町立富士見中学校の教育内容、教育計画、教員配置等々を検討する「教育課程部会」は、今もっとも重要な局面にさしかかっている。
 時間に追い立てられて
 昨日午後4~6時の部会は、①新中学校生徒会役員の選挙方法(生徒会部会より)、②教育理念・学校教育目標「知的好奇心をも持ち、自らの夢に挑戦することができる生徒」の育成を目指します。(南中三村校長より)、③教科時数・教員配置(南中・宮下教頭)、④部会の今後の日程、重点の決め出し、原案執筆分担等(事務局:宮坂富士見高原中教頭)

 今後の部会開催日程を決める時の会話。「もうこの日しかありません!」、「中体連、部活、生徒指導、なにより目の前に子どもがいます!」・・・。2時間は4つもの重要議題をじっくり話し合うには時間不足。時間に追われながらの分刻みの進行であった。
 「SCHOOL」の語源はギリシャ語で「余暇」を意味する
 肝心な事項を話し合う時間がとれない学校、教師の超多忙の現実を目の当たりにして、改めて会議や行事の抜本的な見直しを図らなければならないと痛烈に感じた。 教職員の不祥事の根絶のためにも、多忙、多忙感を緩和する具体策とその実行を断固として実行しなければならない。
 学校は英語で「SCHOOL」。語源はギリシャ語で「余暇(スコーレ)」の意である。現代の学校はおよそ「余暇」の意とかけ離れた忙(せわ)しい空間になってしまっている。
 他の職種に比べて心を病む割合が多い教職
 ぼくは本欄で≪「心病む先生」15年連続増(09.1/26)≫、≪精神科の診断~病気休養者増(1.28)≫を書き、教師のストレスが大きいのではないかと嘆じたことがある。 学校が‘窮屈(きゅうくつ)な’職場になっていないか。
 教職員の不祥事の一因として忙しく窮屈な職場の雰囲気があるかもしれない。鬱屈(うっくつ)した気持の発散の適当な場がなくて毎日飲酒、その結果がアルコール依存症(一般男性20人に1人の割合)であるとしたら悲劇的である。


●午前10~11:40 NZ派遣中学生第1回選考会、問題点の整理。

教員の不祥事根絶と信頼回復の努力、誓い合う

2009年06月17日
 たかが0.1%、されど0.1%
 不祥事の内容は、12年間無免許運転、酒気帯び運転、制限速度超過、前方不注意、わいせつ行為、公金詐取、体罰、パソコンの置き忘れ、公用パソコンを使用して出会い系サイトへ会員登録他私的に不正使用、部下への監督不行き届き・・・。
 大多数の教職員はよく頑張って子どもの教育にあたってくれていることをぼくはよく承知している。不祥事を犯した教員は、割合とすれば長野県の全教職員1万8,000人の0.1%に過ぎない。しかし、県教委の「教育は、児童生徒や保護者はもとより県民の皆様からの厚い信頼があってこそ成り立つものですが、多発する不祥事により、その根幹が揺らいでいます」という緊急メッセージを、教育長自らの問題として危機感をもって真摯に受け止めたい。

 県教委―地教委―学校が連携して責任の自覚を
 昨日、緊急会議が県庁で開かれた。町議会最終日・確定議であったが、教育長の出席も求められたので緊急会議に出席した。冒頭、主催者の山口県教育長の挨拶は、第一に、
 1、教職員の任命権者としての長野県教育委員会の責任
 2、服務監督権者としての市町村教育委員会の責任
 3、現場責任者としての学校長の責任
三者それぞれの責任の自覚と連携をいっそう図ってもらいたい。
 第二に、地教委は学校とかかわりを多くしてもらいたい。
 第三に、7月を「綱紀粛正・服務規律確保強化月間」としたいとして、「実施要領」を示した。

 研修会講師「上(上司)3年にして下(部下)を知り、下3日にして上を知る」。部下の努力を見てくれていない上司の下で働くのは張り合いがない。学校長と教職員の関係も同じだろう。

 各学校で真剣な論議を
 会議の詳細は6月24日の定例南諏校長会で報告し、同じく緊急会議に出席した各学校長の意見も聞きながら、各学校の具体的な対応を検討したい。とにかく、職員会議等あらゆる機会をとらえて職場論議を重ねていただきたい。
 「教職員のとしての責任感や倫理観の欠如が要因」(緊急メッセージ)であるには違いないが、同僚間の人間関係あるいは保護者との関係、学級経営等からくるストレス、事務負担量の過重などの複合的な要因が重層的に潜在的にあるかもしれない。したがって、この問題を多角的に論議する視点も欠かせないと思う。

 人間としての矜持
 さらに、教職員である前に、“人間としていかに生きるべきか”、人間としての矜持(きょうじ)、自己の内面世界を絶えず問い続ける習慣形成の問題でもあるとぼくは考える。小手先の対処療法で済ますようでは、信頼の回復はおぼつかない。
 「初心忘るべからず」、どの先生も希望を持って初めて教壇にたった時代を想い起こして、情熱を持って教育活動に打ち込んで、教師としての生きがいを日々実感できることを願う。


●中学校統合推進委員会「富士見中学校教育課程部会」(富士見高原中学校) 

先生の死

2009年06月16日
 パパは毎日忙しい

 10/30
パパは毎日忙しい。
本を夜遅くまで読んで、
夜遅くまでお仕事。
だから、このページを書いてもらいたいけれど、
もう少し先になりそう。
でも、パパが○○のことを
とっても大事に思っていて、
大好きなことは、分かっているから、
○○もいい子で、分かって
くれているよね。
ママのメッセージも一緒に
書きたいから、もう少し先かな。


 2001年暮れ、くも膜下出血で亡くなった伊那北高校教諭の神田厚さん=当時(39)=の妻直子さん(39)の育児日記。当時1歳半だった長男にあてて書くはずだった「パパからきみへのメッセージ」欄は、今も空白のまま。厚さんが亡くなる1ヵ月半前の欄外に書き込んだ願いはかなわなかった。
 (中略)
 1990年代の学力論議以降、県立高校の学力向上に取り組んできた県教委は「教師の負担は確実に増えている」と認める。
 厚さんの死後、県教委は過労気味の教職員がいないか、健康状態を注視するよう学校長に通達した。  (4.26「信濃毎日新聞」社会面、教育現場の実態に目を 伊那北高教諭公務災害訴訟 妻が控訴)
                          ◆
 教育熱心な一人の青年教師の死を無駄にしてはならない。各学校の教職員の健康状態をいちばんよく知る立場にある校長、教頭には、同僚の健康管理にいっそうの配慮を願いたい。
 ぼくも38歳の時、過労で倒れた。それまでのような体力的な無理がきかなくなる年齢でもある。河合隼雄の言う“中年の危機”を上手に乗り切ってもらいたい。


●昨日書いた緊急招集会議で長野県庁へ出張。高速道の長距離運転は疲れるので電車で行くことにする。午前9:17富士見町発。1~4時会議。行きは夏のような暑さだったが、富士見町への帰りは夜7時半過ぎ。雷雨、気温低い。長野は遠くなりにけり。 

跡を絶たない教職員の不祥事

2009年06月15日
 明日、「教職員の不祥事根絶と信頼回復を図る教育関係者緊急会議」が招集される。市町村の教育長も出席を求められている。
 以下、長野県教育委員会ホームページに掲載されている緊急メッセージを紹介する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
教職員による不祥事の根絶と信頼回復に向けて
~教職員の皆さんへの緊急メッセージ~

   教職員の皆さんには、学校などそれぞれの教育現場におきまして不断の努力を重ねて
いただいていることに深く感謝申し上げます。
   さて、「教育は人なり」といわれるように教師力が学校教育の成否を大きく左右するため、
 教職員には全人格をかけて子どもたちと関わることが求められています。そのような関わり
 が子どもたちの人格形成に大きな影響を与えるため、教職員は重大な責任を負っていま
 す。
   しかしながら、これまで様々な機会をとらえて綱紀粛正を訴えてきたにもかかわらず、本
県教職員による不祥事は依然として跡を絶ちません。その態様も、公金詐取、わいせつ行
 為、飲酒運転など、教職員としての責任感や倫理観の欠如が要因といわざるを得ない重大
 な事案が続発しています。
   県教育委員会では、昨年度に免職5件を含む23件もの懲戒処分を行い、本年度におい
 ても、すでに、わいせつ行為1件、個人情報紛失1件、飲酒運転1件、人身事故2件につい
 て処分しました。
  教育は、児童生徒や保護者はもとより県民の皆様からの厚い信頼があってこそ成り立つ
 ものですが、多発する不祥事により、その根幹がいま大きく揺らいでいます。
   教職員のみなさん、この深刻な事態を他人事としてではなく、自らの問題として危機感を
 もって受けとめてください。教職員一人ひとりの姿勢がいま厳しく問われています。
   県教育委員会では、こうした事態を重くみて、それぞれの職場において不祥事防止に向
けた取組を緊急に行うことといたしました。
   管理監督者をはじめ、すべての教職員が初心にかえって自分自身や同僚の日頃の行動
 をもう一度見つめ直し、それぞれの職場で不祥事の根絶に真摯に取り組んでください。そし
 て日々の教育活動に情熱をもって臨みながら厳しい自覚のもとに姿勢を正し、本県教育に
 対する信頼回復に努めてください。
   県教育委員会は、固い決意のもと、教職員の皆さんとともに取組を進めます。
 
  平成21年6月8日
         
           長野県教育委員会 委員長       矢  和 広
                    委員長職務代理者  野 村  稔
委 員 長 岡 秀 貴
            委 員 伊 藤 かおる
            委 員 耳 塚 寛 明
          教育長 山 口 利 幸
 
 
 
【関連リンク】
教育委員会の懲戒処分の一覧  
「綱紀粛正・服務規律確保強化月間」実施要領 
「飲酒運転根絶をめざして!!」リーフレット <内閣府・栃木県> 
あなたの職場は大丈夫!?
            飲酒運転防止マニュアル <(社)日本損害保険協会作成>  


〈お問い合わせ先〉
 長野県教育委員会事務局 教育総務課
   TEL 026-235-7421 (直通)
      FAX 026-235-7487
   E-mail kyoiku@pref.nagano.j 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 不祥事が跡を絶たないのには、おそらく「厳しい自覚」を促すだけでは解決しない(これまでがそうであったので)教員の置かれている環境条件等複雑な別の要因が根底にあるのかもしれない。明日は、それは何かが話し合われると有意義な会になると思う。


●教育長への手紙「遊び場をつくってください(室内スポーツ)」に回答。
●NZからホームステイの家族、町長に挨拶。東京へ。
●園長会、男性用務員配置のねらい説明。
机の前のバラの花篭。なんとも美しい。
●5.29本欄で紹介した『葦折れぬ』の千野敏子先生(昭和17年4月~昭和21年度まで富士見国民学校・富士見青年学校在職)の資料が校長室にあると聞いて、午後歩いて30分、富士見小へ。校長の案内で約1時間、昭和十九年度「当宿直日誌」の4月8日(土曜日)に直筆の≪神戸村社祭 午前八時出征兵見送り≫の記録、その他の資料を見つける。元栃木県の校長・小池勇氏の『葦折れぬ追想』(大月書店、1995年)を知る。

禁煙友愛会に感謝

2009年06月14日
 あたたかい贈り物
 日本禁煙友愛会富士見支部のみなさんから、今年も町内のすべての子どもたちに下記の贈り物をいただいた。友愛の精神に心から感謝申し上げます。
                         記
 中学生  シャープペンシル 451本
 小学生  鉛筆2本組 766組
 保育園児 404枚

 分煙、禁煙の方向に世界中が向かっている折り、「会員が減少」とのことですが、貴支部の発展を祈念します。


●朝のテレビ=日めくり万葉集(一週間分)、NHK俳句、短歌、
 日曜美術館「ロダン~愛欲と裏切りを創造の糧に」。弟子のカミーユ・クローデルと出会い、この若き女性の才能と魅力に夢中になり、彼女との愛欲は創作意欲の源泉となり、官能美・エロスを赤裸々に造形した。カミーユから求婚されたが優柔不断なロダンは、妻ローズとの関係を絶てず揺れた。ロダンの「地獄の門」はダンテの「神曲」を表現したものだと言うが、贖罪の意識もあったに違いない。
 カミーユの晩年は気の毒であった。芸術と道徳・倫理の関係は単純ではない。互いに苦悩が深まり、互いに深い傷を負うのだが、創造的な仕事は苦悩から生まれると若いころから思い続けている。
●梅雨入り中休み? 午前、読書。午後晴れ、ドライブを兼ねて理髪店へ。散髪は気持ちをスッキリさせる効果がある。

家庭学習の習慣形成、保護者の協力を

2009年06月13日
 毎日、机に向かって勉強するくせをつけましょう
 学校で学んだことをその日のうちに復習することは、学力を定着させるためにどうしても必要です。でも、先生から「お家に帰ったらおさらいをするんですよ」と言われても、子どもたちはどこから手をつけたらいいか分からないでしょう。お父さんやお母さんからただ「勉強しなさい」と言われて素直に机に向かう子どもは少ないでしょう。

 そこで、家庭学習の習慣をつけるためにどうしたらいいかを保護者と一緒に具体的に考え、指導法を確立していくことが必要になってきます。先日(6.7)も紹介した富士見小学校3年生の模索は、多くの先生と保護者にとって参考になります。以下、「保護者向け家庭学習状況調査」を紹介します。
                          *     
                「保護者向け家庭学習状況調査」
               (   )年 (   )部  氏名(           )
 家庭学習について、家庭での様子やお家の方の思いや声を聞くことを通して、学校と家庭の連携を図った家庭学習のあり方を探っていきたいと考えています。ここでいう家庭学習とは、宿題と自主学習を含めて考えて頂ければと思います。お忙しい中申し訳ありませんが、下記の質問にお答え頂きますようお願いいたします。

  Aあてはまる  Bだいたいあてはまる  Cあまりあてはまらない  Dあてはまらない
 1 家庭学習を始める時刻が決まっている
 2 家庭学習に進んで取り組んでいる
 3 家庭学習をする場所がきまっている
 4 家庭学習をするときは、テレビやゲームを消している
 5 家庭学習の途中や終わった後に、お子さんが学習したものに目を通している
 6 家庭学習にかかっている時間
(以下、自由記述)
 7 家庭学習で悩んでいること

 8 家庭学習について学校に望むこと

           6月1日(月)までに担任まで提出をお願い致します。
                         *
 調査結果と今後の取り組みにぼくは大いに注目している。


●中体連(長野県中学校体育連盟)諏訪地区大会、明日まで。
談市バスケ部 富士見町民センター、女子バレー部 岡谷北部中学校、軟式野球部 茅野市野球場、女子ソフトテニス部 下諏訪町営庭球場、県道部 諏訪西中体育館、陸上競技 下諏訪町営陸上競技場、合唱部 南中学校音楽室

広島へ行く前に伝えておきたいこと

2009年06月12日
 広島へ平和体験学習
 今年も、富士見町は平和体験学習を目的として中学生6名を広島へ派遣する(8月3~5日)。

 ぼくは、今年は特に引率の先生と生徒たちに、オバマ米大統領の歴史的なプラハでの演説「核のない世界」をしっかり事前学習して出かけてもらいたいと願う。(演説の詳報はネット上で読むことができる。)
                           *
 4月5日、オバマ米大統領がチェコの首都プラハでおこなった「核のない世界」演説ほど最近魂を揺さぶられた政治的メッセージはない。遠い遠い先を見据えた抜群の歴史的センスは、世界中のどれだけ多くの人々に希望を与えたことだろう。まさに21世紀初頭の画期的演説である。

 オバマ大統領は、広島・長崎への原爆投下の歴史的事実を指して、≪米国は、核兵器国として、そして核兵器Jを使ったことがある唯一の核兵器国として、行動する道義的責任がある。≫と切り出した。これほど率直に自らの非を認めたアメリカの政治家は皆無である。アメリカの子どもたちは、今までは「原爆投下によって戦争の終結時期を早めた」と、原爆投下を正当化する教育をされてきた。正当化は米国民の多数意見であったし、今もそうである。歴史的評価の180度の転換である。

 ≪今日、私は核兵器のない世界の平和と安全保障を追求するという米国の約束を、明確かつ確信をもって表明する。≫と宣言した。そして、≪この目標は、すぐ到達できるものではない。おそらく私が生きている間にはできないだろう。忍耐とねばり強さが必要だ。≫

 ≪核兵器のない世界という話を聞いて、そんな実現できそうもない目標をもうけることの意味を疑う人もいるだろう。
 しかし、我々が平和を追求しなければ、平和には永遠に手が届かない。・・・≫と力強く述べた。

  具体的には、①各軍縮、②核不拡散体制の強化、③核テロ防止を柱として挙げた。
                           *
 冷戦時代はもとより現在もなお、“核の傘”で守られている、核のお陰で平和が維持されているという核抑止論で世界と日本の政治は動いてきた。「原水爆禁止世界大会」の主張はほとんど無視され続けてきた。

 ≪核保有を認められる国とそうでない国があるという論理を拒むことで、オバマは敵と味方を峻別(しゅんべつ)する冷戦的思考を後にし、「核兵器のない世界」への第一歩を踏み出したと言えよう。・・・
 オバマの経済・外交政策がすべて順調に進んでいるわけではない。しかし、歴史への信頼を呼び起したことの意味は大きい。オバマがたとえ壁にぶつかろうとも、解き放たれた歴史感覚や想像力は、個人や国家の枠を超えて思いがけない力を発揮する可能性を秘めているからである。≫(西崎文子成蹊大教授・アメリカ外交史「オバマが解き放つ歴史感覚」、09.4.16「朝日新聞」)

 いろいろな立場があること、立場が異なれば意見も異なること、意見が異なっても敵と味方という思考に陥らないこと(寛容)、現実を踏まえつつも理想をあきらめないで希望を追及することが大切であることなどを事前学習で学んでから出発してほしい。そうすれば、学ぶものは無限に広がるだろう。


●南中校長来庁、「統合中学校のビジョン」について。
●落合小校長来庁、「落合小の今後」についてPTA、保育園保護者会の意向。

経典を読んで、浮遊する心を鎮(しず)める

2009年06月11日
 浮世の瑣事(さじ)=ささいな事にほんろうされて、無意識のうちに自分の魂が浮ついているのではないか。あるいは、自分は何をそんなことでくよくよしているのか、と思うことがある。今日は、経典『修證義(しゅうしょうぎ)』を開く。

 ≪生(しょう)を明(あき)らめ死を明らむる(はっきりさせる)は仏家(ぶっけ)一大事の因縁(いんねん)なり、生死(しょうじ)の中に仏あれば生死なし、但(ただ)生死即ち涅槃(ねはん=煩悩の火を消した悟りの境地の意=『大辞泉』)と心得て、生死として厭ふべきもなく、涅槃として欣ふ(喜ぶ)べきもなし(中略)
 光陰は矢よりも迅(すみや)かなり、身命(しんめい)は露よりも脆(もろ)し、何(いず)れの善巧方便(ぜんぎょうほうべん)=臨機応変に、巧みに手だてを講じて人を導くこと。また、その方法。)ありてか過ぎにし一日を復(ふたた)び還(かえ)し得たる、徒(いたず)らに百歳生けらんは恨らむべき日月(じつげつ)なり、悲しむべき形骸なり、設(たと)ひ百歳の日月は声色(しょうしき=色聴覚・視覚など感覚の対象となるもの)の奴婢(ぬび=召使の男女)と馳走すとも、其の中(そのなか)一日の行持(ぎょうじ=仏道の修行を常に怠らずに続けること。 )を行取(ぎょうしゅ)せば一生の百歳を行取するのみに非ず、百歳の他生(たしょう=前世と来世)をも度取(どしゅ)すべきなり、この一日の身命は尊ぶべき身命なり、(後略)≫

 両親をはじめ近親者の死とその後に続く仏事で読経するたびに、意味がわからない部分も多いけれども、死を見つめることは自分の今の生、すなわち内面を見つめ直す機会になる。


●校長面接 9::00-10:00富士見高原中、 10:00-11:45富士見小
●午後1:30-3:45 心身障害児就学相談委員会
●来客、平安堂社長と懇談。「栞」で文化を伝える、町を伝える。

保育園に男性を!

2009年06月10日
 保育園に男性用務員配置
 今年度、新規事業として町内の5保育園に初めて用務員さんを2人配置した(業務委託)。保育園は女性がほとんどなので、男性をお願いした。2園と3園を分担して1週間周期で巡回していただく。
 用務員さんの業務は、園舎の修理・大工・除雪・庭木の剪定(せんてい)・草刈・伐採・片付け・物資の運搬など、保育園の環境整備全般である。
 今日付けの「長野日報」によると、≪2人は園児たちと一緒に遊び、休み時間は引っ張りだこ。砂場やブランコ、鉄棒などで「一緒に遊ぼう」という笑顔に応え、家族の一員のように接している.遠足にも同行し、行き返りには園児の安全確保に目を光らせている。雨水の水詰まり、草刈り、机の引出しの修理なども行う。
 富士見保育園長は「子どもたちも保育士とは違った形で接しているようです」と言い、「今まで机や戸の不具合があってもそのままにしていたが、修理を気軽に相談でき、助かっています」と話している。≫

 なぜ、男性か
 同紙は、園児たちが男性職員と触れ合うことで幼児期の人間関係を広げ、人格形成にも役立てるねらい。女性保育士とは違った魅力があり、男性の役割は大きいと紹介してくれている。
 この案は、担当係長が近隣の自治体が既に導入しているので参考にしたとして提案。ぼくの4年半の県立付属幼稚園長経験から、「それはいい、大賛成だ。男性というだけで園児たちは喜ぶ」と推奨した。
 県立高校を定年退職されたkさん(60)が事務員として来られたが、用務員の役割も進んでやったくださり保育士がたいへん助かった。しかし、それ以上に園児たちが謙虚なお人柄のkさんを慕った。
 ぼくは専任園長ではなく大学での講義の合間に出かけるだけだったのだが、「あっ、園長マンが来た!」と言ってぼくを取り囲むのであった。男というだけで大きな魅力であったのだ。忘れられない思い出である。
 ぼくは公募で園史上初めて男性保育士を採用した。ねらいどおり成功した。

 *なお、同紙では「用務員的な役割も」と書いているが、以上の説明からも明らかなとおり、間違いである。用務員として働いていただくその姿と存在それ自体が、結果として「おじいちゃん先生」の役割をはたしていただけるのではないか。自然に本務のお仕事をしていただければいいと考えている。園児にとっては園内のすべての大人が「先生」なのである。


●南中教頭と特別支援教育について打ち合わせ。
●来客(町長応接室)、「県産の材木利用を。」
●午後1:30-4:00 定例教育委員会 「落合小学校の今後の在り方について」検討課題論議。
▲今日梅雨入り宣言。
○スロー・ジョギングの効用(ためしてガッテン)

高校再編計画について

2009年06月09日
 県教育委員会の計画、示される
 8日の県教育委員会定例会で第1期再編計画が決定された。「骨子で早期の再編の必要性を指摘していた諏訪地方の旧第7通学区については具体的な計画の提示に至らず、中高一貫校を含む新たなタイプの学校の導入や学校規模の適正化について引き続き検討していくとした。」(今日付け「長野日報」)。
 県立付属中学校併設
 中南信のいずれかの高校に県立付属中学校を併設する方針で、矢崎和広委員長は、「設置地域は広域から通学できる場所が望ましい」と述べ、諏訪地方の旧第7通学区も対象に含まれるとの認識を示している。導入時期は白紙だが、第2期の高校再編の検討を始める2013年までには方向性を固めたい意向だ。(同紙)
 2つの課題が錯綜
 元々少子化、高校生の減少対策として始まった高校再編計画であるが、諏訪地区では、
①生徒数の減少に伴う学校規模の適正化(小規模高校の統廃合の可能性を含みとする)課題と、
②地区固有の課題である「生徒の他郡・他県への流出を解決する」対策としての「新しいタイプの学校」即ち県立の中高一貫校の導入とが同時に問題提起され、報道によると、むしろ②の中高一貫校の導入の機運が熟することを期待する旨の談話が前面に押し出されているため、受け止める地元の側の論議が錯綜(さくそう)している。
 ①と②の問題は別の次元の問題である。
 先行実施している中高一貫校の検証を
 今日付けの「信濃毎日新聞」によると、≪定例会では報告を受けて意見が交わされ、矢崎和広委員長は「どういう一貫校を何のために設置するのか、県教委として議論する必要がある。」と指摘した。≫という。また、定例会では≪「県外で一貫校が及ぼした影響を含め、地域への説明が必要」などの意見≫も出たという。
 定例会後の会見で委員長は、「中高一貫校のニーズは間違いなくある。批判も含めて地域に合った学校のあり方を探っていく」とも述べている。文部科学大臣の諮問機関である中央教育審議会(中教審)は、中高一貫校が当初の目的のようにならず、弊害も出てきているとして、その見直しの検討に入っている折りでもある。(5月16日本欄)。既に導入している中高一貫校の検証が必要不可欠であると思う。

 ≪県高教組と県教組は「受験競争の低年齢化を招き、地域の中学校を空洞化させる」との声明を出した。≫という。地域の公立小中学校の充実・発展に責任を持つ立場にある者としては、もっとも切実な懸念である。

 「教育は百年の計」で考えたい。実りある対話が深く多面的に展開されることを心より期待する。(注:初稿を補訂)
 

●富士見町6月定例議会、一般質問二日目。
●庁議

「保護者の7割、公表望む」~学力テストで規制改革会議アンケート

2009年06月08日
 政府・規制改革会議実施、教委と認識の差
 6月5日の時事通信によると、
 ≪政府の規制改革会議(議長・草刈隆郎日本郵船相談役)は5日、文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に実施している全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、教育委員会と保護者に行ったアンケート結果を発表した。学校ごとの結果を「公表すべきだ」と回答したのは、保護者では67.3%に上ったのに対し、都道府県・政令市教委では1.6%、市区教委は3.1%にとどまり、保護者と教委の認識の差が浮き彫りとなった。
 学力テストについて、文科省は「学校の序列化につながる」「過度な競争を招く」との理由から、各教委に対し、域内の個々の市町村名や学校名を明らかにしての結果公表は行わないよう求めている。 しかし、公開を望む保護者の声が多かったことを受けて、規制改革会議は同省に対応の見直しを促していく方針だ。≫

 以下、「長野日報」で補う。保護者はインターネット調査で回答を得た2200人。
 学校ごとの結果を「公表すべきだ」という理由は、
(1)「学力を向上させるのは学校の責務」56.8%
(2)「学校選択のための基本情報の一つだから」55.1%
(3)「説明責任を果たすために公表は当然」36.9%
                           *
 実施方法に対する幾つかの懸念
①「実施対象の教育委員会が全都道府県・政令市と806市区」・・・たとえば、長野県は80自治体中、政令市は0、市は19のみで、残る61は町村。なぜ、町村は対象外か。
②保護者はインターネット利用者に限定されている。はたして妥当か。
③「学校ごとの結果を公表する」ことにどんなメリットがあるのか。学校の序列化・学校間の比較・競争というデメリットのほうがはるかに大きい。
 公表すべきだという理由の(1)は公表のいかんにかかわらず当然である。(2)は学校選択制を導入している都市部の問題。今、学校選択制の弊害も指摘され、見直しを始めた市区もある。(3)説明責任は当然というが、長野県のように全校児童・生徒が50人以下の学校が少なくないことをどう考えるか。文部科学省の「公表しないという教育的配慮」がどの程度正確に理解されているか、とても不安だ。
④テスト結果は児童・生徒及び保護者にていねいに伝えていることをご存知だろうか。
⑤自治体の規模が小さくなっていくほど点数で測る学力テスト結果は低くなっていく。これは、教育社会学のいわば「常識」である。(古いが、拙著『学力格差―学力論Ⅰ―』白文社参照)
 言語力に大きく左右される学力テストは、本来そのような性格をもっているのである。平均点の「公表」によって人口の少ない町村がいらぬ劣等感で振り回されることは必至である。都市の論理(競争の論理)で「公表」を迫るのであれば、全国学力テストは中止したほうがよい。

 なお、時事通信社の配信による地方新聞社はこの記事を掲載しているが、全国紙では「産経新聞」は掲載しているが「読売新聞」や「朝日新聞」はとりあげていない。


●午前10~11:40/13:00~14:15 議会一般質問(一日目)

保護者様「家庭学習について考えていきましょう」

2009年06月07日
 「家庭学習強化旬間」を始めた富士見小学校
 富士見小学校は、タイトルの見出しで保護者宛てに以下のお便りを出した(5.14)。
 ≪家庭学習は、学校で学習したことをしっかり身につけつ為に、また自ら学ぶ習慣を身につける為に大切なものです。

 今年の入学式で、小林教育長が祝辞の中で「自ら学ぶ習慣をつける為に、毎日(学年の数×(10~20分)は机に向かいましょう」というお話をされました。これは、毎日積むことでつく学習力、続けることで鍛えられる忍耐力や自信などの効果が期待されるからです。
 学級担任は、“宿題”を課すことでその日の学習内容を見返しさせたり、計算・漢字・音読んどを繰り返し練習することで基礎力の定着を図ったりしています。
 しかし、子どもサイドに立つと、「めんどくさい」「とりあえずやっている」「時間がかかって大変」などの声が聞こえ、量や時間に負担を感じている子ども達がいることが分かりました。
 反面、「はじめは大変だったけど、やっているうちになんでもなくなった」「慣れてきたら早くできるようになってきた」「だんだんできるようになってきて、楽しくなってきた」という声もあります。また、「子どもが毎日やるにつれ力がついていくことが分かり、継続することの大切さを感じた」「なかなか見てあげられないけれど、久しぶりに音読を聞いたら、その上達ぶりにびっくりした」といったお家の方の声をいただくこともあります。」

 「続けることの大切さは分かっているけど・・・」
 そんな子ども達やお家の方の思いや声を聞いたり、実態をしったりしながら、学校と家庭の連携を図って家庭学習のあり方を探っていきたいと考え、今年度の重点の1つとして取り組んでいくことになりました。
 そこで、今年度、学期に1回ずつ「家庭学習強化旬間」を設けました。家庭学習の方法や内容を提示して取り組んでもらったり、その取組の様子やご意見を教えていただきながら、家庭学習のあり方を探っていきたいと考えています。(以下、旬刊日時は省略)≫


●午前、クロスカントリー大会、参加者800人を超える。
●午後、富士見高校教育振興会館で、三平食堂社長を囲んで教育懇談会。自宅から歩いて往復。
●黒澤明「赤ひげ」VTRを観る。

富士見小運動会

2009年06月06日
 今日は楽しい運動会。
 前夜までの雨と寒さは嘘のよう。はじめはパラッとすることもあったが、次第に晴天に。
Ⅰ 開会式  8:45~9:10
◆入場行進
 ・開式のことば
 ・校長先生のお話
 ・お祝いのことば(町長)
 ・6年生男女二人による選手宣誓
 ・運動会の歌
 ・閉式のことば
Ⅱ 運動(9:10~)
 ・準備運動(ラジオ体操第一) 全校・・・上着を脱いで参加。
◆応援合戦  全校・・・精いっぱい大きな声を出しての応援歌合戦。「赤勝て、白勝て」 
 ・短距離走  4年
 ・瞬走!2009  3年 ・ダンス「ヤッターマン」
 ・合戦!富士見峠  5・6年生・・・男子は棒倒し、女子は騎馬戦・・・危険だという理由で姿を消した学校もあると聞くが、「手加減」を学びながら全力で棒に飛びつき帽子を奪い取る荒々しい体験は、子どもの成長過程に欠かせないと思う。
(休憩)
 ・大玉送り  PTA・・・参加、4回頭上を瞬間的に通り過ぎたが、ぼくの手は一度も届かず。
 ・ちびっこ おりんぴっく  来入児・・・校長先生が「来年はみなさんも富士見小学校で運動会をします。まってるよ。」と声をかけた。
 ・かけっこ  2年生
 ・SPRINT 120  6年生
 ・よういどん!  1年生
 ・RUNNER  5年
   1・2年生・・・まだ競争心はさほどないようにみえる。びりの子もにこにこしながら完走する姿はほほえましい。3・4年生になると、かなりのスピードで走る子もいて、成長ぶりが伺える。6年生は体格も立派に成長して、ダイナミックな走りをみせた。6年間の体格・運動能力の成長・発達は実に目覚しいものがある。その姿を目の当たりにした。
 ぼくは、かけっこというと、その日家に帰って母親から、「後ろを振り返りながら走っちゃダメ!」と言われた事をいつも思い出す。

 ・YOSAKOI ソーラン IN富士見  3・4年生
   4色のハッピを着てのソーラン節踊り。子どもの身体はしなやかだ。両手に持った木製楽器はいい音色。
 ・女子紅白リレー  選抜選手
 
 ここで昼食。午後の部、閉会式(~14:45)は、失礼して歩いて25分、帰宅。途中、太陽の光が頭に突き刺さるような強さで射してくる。
 子どもも先生も今日の日を迎えるまでに、練習を重ねてきた。きっとまた一回り大きく成長した。
                           *
 ところで、冒頭に「楽しい運動会」と書いたが、長じて、ある人から「運動が苦手だったので、運動会が近づくと憂鬱だった。」と聞かされて、驚いた。授業がないし、かけっこも速い方だったので、遠足と同じように運動会は楽しかったぼくは、「なるほどそういう人もいるのか」と、反省させられた。


●花の町・富士見  アヤメ、カキツバタ、ジャーマンアイリスは見頃、ないしを少し過ぎたかな?という感じ。マーガレットもあちこちに。

山上憶良、子どもへの愛

2009年06月05日
 毎朝、5時から5分間、蒲団の中でNHK教育TVで「日めくり万葉集」を見ている。短くも楽しいひと時だ。今朝は、憶良の子どもを詠んだ歌が紹介された。

銀(しろかね)も
金(くがね)も玉も
何せむに
優れる宝
子にし及()しかめやも  (巻5 803)

(現代語訳)
銀も
金も玉も
どうして
優れた宝は
子どもに及ぼうか
我が子以上の宝はないのだ

 ≪―万葉の歌人で、山上憶良ほど子どものことを詠った人はいません。憶良は万葉集に、子どものへの愛情を詠んだ歌を十数首も残しています。≫(『NHK日めくり万葉集』Vol.6)


●午前中、6月定例町議会
●元ハンセン病患者の作家・伊波敏男さんの講演会(富士見高原中で高原中と南中1年生対象):「あなたたちに引きついでもらいたいこと」

平安時代の住居跡発掘現場へ

2009年06月04日
 昨日、井戸尻考古館の樋口学芸員から「高森集落で平安時代の住居跡の遺跡が発見されました。ご覧になられますか」とわざわざ電話をいただいた。
 「そうですか。ぜひ見たい。よろしくお願いします」

 今日、午後3時過ぎに考古館へ行くと小林公明館長が軽トラックで待機しておられた。軽トラの後を車でついて行く。
 そこは、高森、烏帽子、信濃境、池袋の飲み水の水源の湧水地、大泉(おおいずみ)のすぐ下の森の傾斜地。

 小松学芸員と館長が住居跡や須恵器(すえき)、土師器(はじき)の破片、割った石片について説明してくれた。
 「どうして平安時代のものと分かるの?」
 「須恵器や土師器は平安時代のものですから」(注:これらは古墳時代から平安時代のもの)

 「この住居はどんなものだったの?」
 「竪穴式住居でしょう」
 「ええ! それじゃ縄文時代と変わっていないじゃないの!!」
 「ええ」
 「周囲を掘れば2、3軒は出てくるでしょう。ここは捨てて、またどこかへ転居した形跡があります」
 これには驚いた。ぼくらは奈良時代、平安時代というと奈良の都や平安京の貴族の生活や服装を連想してしまう。だが、都から遠い地方では、相変わらず竪穴式住居だったのだ。狩はあまりしていなかったようだ。

 「何を食べていたんですか?」
 「粟やヒエ、キビなどでしょう」

 「どうしてこのような場所に住んでいたんだろう」
 「牧(まき)で馬を飼っていたのでしょう」
 ≪牧(まき)は日本古代において、飼育や繁殖のため牛や馬を放牧しておくための区域≫。
 ここでの日常生活がぼくにはまったくイメージできない。楽しみは何だったのだろう?なんて考え込んでしまった。

 
 館長が湧水地へ案内してくれた。
 「飲んでみませんか」
 「ええ」
 二人は両手ですくって水を飲んだ。
 
 うっそうとした森。ぼくは4、5歳の幼いころ、父親に連れられて、大泉か小泉(こいずみ)のカッコウの鳴く森閑とした林の中を歩いた覚えがある。
 「ここが大泉だったのか」
住居跡とは別の感慨に浸ったのでもあった。
                            *
 ちなみに、『富士見町史』上巻によると、富士見町地域は縄文晩期から弥生時代、古墳時代、奈良時代の遺跡が見つかっていない。寒冷な高地であったためだろう。遺跡が発掘されるのは平安時代に入ってからである。ヤマト朝廷、国家の成立の時代が空白なのだ。

●境小校長面接
●教育委員長と定例会の打ち合わせ

職場体験学習の礼状

2009年06月03日
 富士見町立南中学校は、今年度、職場体験学習を前期と後期に分け、合計で4日間とした。理由は、「仕事に慣れてきたところで終わってしまった」、「緊張感のなかで終わってしまった」という過去の反省から、一歩進んで職業人としての様々な感覚を感じさせたいとの考えからのようだ。

 町立富士見町図書館で職場体験学習をした2年生Nさんの礼状を読ませていただいた。一生懸命さが伝わってきて、「ああ、そういう気持で前期体験を終えたんだね」と思った。後期もがんばってね!

 ≪先日は、ご多用の中、私達の職場体験学習のために色々とお世話いただき、ありがとうございました。
 慣れない仕事のため、なかなか上手く出来なかったのですが、職場の方々がわかりやすく教えて下さったので、徐々に仕事がわかるようになりました。
 その中で特に印象に残っているのは、「お話の会」です。小さい子供達に本を読むというのは初めてだったので、とてもl緊張しました。とてもきちょうな体験が出来たと思います。
 ありがとうございました。
 今回の職場体験学習の成果をふまえ、今後の自分の学校生活、進路実現に向けてさらに努力していきたいと思います。
 10月の後期職場体験でもお世話になることができたらと思っています。その時はよろしくおねがいします。
 これから暑くなりますが、体調を崩されませんよう、お元気でお仕事がんばって下さい。
         平成21年6月1日
         富士見町立南中学校2年  K.N  ≫


終日休養

日中戦争にほんろうされた人生

2009年06月02日
 NHK土曜ドラマ「遥かなる絆」全6回の最終回(5.23)を観た。原作は、数奇な運命をたどった“中国残留孤児”城戸幹(きど・かん)さんの娘城戸久江さんの『あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅』*(2007年)。幹さんは現在愛媛県伊予市に住む。四国地方で放送されたNHK四国スペシャル「故郷行~中国・家族のルーツをたどる旅」が「故郷行~遥かなる絆」のタイトルで5.31日曜日に全国放送されるというのでチェックしておいて観た。
   *大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞、黒田清JCJ新人賞J受賞の話題作。

 ‘事実は小説よりも奇なり’。日中の国交が正常化される前の1970年、28歳の時、文化大革命の嵐が吹き荒れる中、命がけで帰国を果たした城戸幹さん。昨年秋、幹さんは娘の久枝さんと中国での数奇な運命の軌跡をたどる旅をした。
 中国人の養母と小学生時代を過ごした中国東北部(旧「満州」)黒龍江省(こくりゅうこうしょう)の頭道村(とうどうむら)や中学・高校生時代を送った牡丹江(ぼたんこう)市など、幹さんの人生にゆかりのある土地や人を訪ねながら、戦争にほんろうされた「家族のルーツ」を探り歩くが、文化大革命で1986年以前の記録はすべてなくなっていた。中国名「孫玉福(スンユイフー)」として育てられた生育歴は抹消されていたのである。

 頭道村は今も、昔と変わらぬ生活をしているようにぼくには見えたが、小学生時代の同級生は心から歓待してくれた。牡丹江市の第一中学校の同級生との50年ぶりの同級会も、抱き合って再開を喜び合っていた。幹さんの「心の故郷」は、幼少期から少年期、青年期を送った中国であるように見えた。
 養母への感謝の気持は今でも変わらない。養母の親戚との絆も強い。

 幹さんの『「孫玉福」39年目の真実―あの戦争から遠く離れて外伝』(2009年)と併せて読む予定を立てた。
 
 

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石田波郷とあき子~十七文字のラブレター~

2009年06月01日
 「NHK俳句」でタイトルの番組(再放送)を観た。戦後の俳壇をリードした石田波郷(はきょう、1913-1969)と妻あき子の感動の夫婦愛の生涯を知る。
 確か「俳句だけで生計を立てて行こうとした最初の人」という解説。俳句に賭ける意気込みに感動した。24歳で句誌『鶴』を創刊、主宰。水原秋桜子(しゅうおうし)は「昭和時代を代表する秀句」と絶賛したという。
 1942年、あき子と結婚。しかし、1943年、中国戦線に招集され結核にかかったことで、戦後は肺の手術と入退院を繰り返す闘病生活が1969年、56歳で病死するまで続く。『借命(しゃくみょう)』は正岡子規を先駆とする闘病俳句の最高傑作と位置付けられているというが、ぼくは未読。
 命を削って波郷の看護に尽くすあき子を深く愛する夫。「十七文字のラブレター」の往復書簡は、その一部を知っただけだが、感動的であった。

 ≪男性と女性(夫婦)が真正面から向き合って関係をつくりあげるのは、極めて難しいことだ。≫
最近読んだ臨床心理学者河合隼雄(1928-2007)の『中年クライシス』(1993年、朝日新聞社、今は朝日文芸文庫)の一節である。
 それだけに、たぐいまれな深い絆で生涯結ばれ続けた夫婦愛は、多くの視聴者に感動を与えただろう。

 中年の危機(クライシス)を深く掘り下げたこの本を多くの人に推薦する。「あとがき」は、次のような文章で始まる。
 ≪中年とは魅力に満ちた時期である。それは強烈な二律背反によって支えられているように思う。男と女、老と若、善と悪。数えたててゆくと切りがないが、安定と不安定という軸でみると、これほど安定して見えながら、内面に一触即発の危機をかかえているように感じられる時期はないだろう。≫
 含蓄に満ちた洞察である。
■あすに続く。


●今日から6月、衣替え。
プロフィール
~「教育長日記」創刊の辞~
(2008/8/16)

小林 洋文

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